ワタナベ、このあいだ米雇用統計に挑戦しようとしました!
噂ほど値動きがなく終わりましたね…
今日は出勤時間が遅く
9時30分のオーストラリア雇用統計の時間に家にいるのです。
そこでXMのMT4 のチャートを見ていました。
時間になったとたんにチャートが跳ね上がり、
見ていることしかできませんでした。
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※米雇用統計に挑戦しようとした時のお話は、
「指値は成功、雇用統計はどうでしょう」
こちらです。
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慌てて経済指標を確認すると、失業率は予想の5.2%に対して5.1%と減っています。
新規雇用者数も予想より多く289万人でした。
これだけでなく、それまで売られすぎていたのかもしれませんね。
森林火災など大変でしたし。
慣れないワタナベはここまで調べるのが精一杯です。
※経済指標カレンダー(ヤフーファイナンス)(注1)
※オーストラリア雇用統計(注2)
難しいファンダメンタルはここまでにして、チャートでこれまでを確認しましょう。
週足を縮小してみました。
画面には2016年から出ていますね。
2018年からアリゲーターを下抜けてきれいな下降トレンドだったのです。
そして2019年の暮れにアリゲーターの上まで上昇しました。
※アリゲーターとは(注3)
そんなことをしているうちに、5分足の陽線が短くなったのです。
そのまま上昇は止まるのかと思ったら、また次の5分足が長く上に伸び始めました。
ここで追いかけてロングしてしまうと失敗するので
まだまだ落ち着くまで待ちたいと思います。
つられないようにするスルースキルは、人間関係でも大切ですね。
だいぶ下がったので押し目買いということで10万通貨だけロングにしました。
XM口座はレバレッジが888倍なので、このときの証拠金も9,000円弱です。
これからしっかりした上昇トレンドになるといいのですが。
火災が落ち着いたら、
今度はオーストラリアで砂嵐が発生したというニュースが飛び込んできました。
※オーストラリア森林火災、焼け跡(注4)
結局思ったように上昇せずです。
1日待って、価格がアリゲーターの中に入ってしまったらいったん損切りと決めました。
その後は中国発の新型コロナウイルスの話題が出て、
オーストラリアドルだけでなく株も通貨も下がってしまい、
ショートに気持ちを切り替えなくてはならないようです。
常に冷静にトレードしたいものです!
※日経平均とコロナウイルス(注5)
各国で低金利が常態化している現在ではあまり言われなくなりましたが、
かつてXMで安定したスワップ狙いの通貨ペアといえばオーストラリアドル円のことでしたね。
安定した先進国かつ高金利通貨ということで、外貨預金の感覚で扱えたのが豪ドル円です。
日本が長年、低金利政策を採用してきたこともあって、
豪ドル円はFXにおける魅力的な投資先だったのです(^^)/
しかし、中国の成長率鈍化、コロナウイルスの蔓延などにより、オーストラリアの経済は冷え込み、
豪ドル円の性質も大きく様変わりしてしまいました( ゚Д゚)
景気後退を防ぐため、金融政策を決定するオーストラリア準備銀行は政策金利を大きく引き下げ、
日豪の金利差は縮小、スワップも以前ほど得られなくなってしまいました。
現在の豪ドルは、他のメジャー通貨ペアと同様、
為替差益を目的にして取引する銘柄となっています!
とはいえ、変化の兆しも見え始めていますよ♪
オーストラリア政府によるコロナウイルスの封じ込めがある程度成功し、
ワクチン摂取の進展などもあって、景気回復が順調に進んでいるんです!
この景気回復をもっとも明確に示すのが、オーストラリア雇用統計の数字ですね。
オーストラリア雇用統計とは、毎月第二木曜日に発表される重要な経済指標のことです。
日本時間の午前10時30分(サマータイム時午前9時30分)に発表されるこの指標は、
失業者数、失業率、就業者数、労働参加率などが示されます!
失業者数や失業率が減り、就業者数が増えれば、景気が回復している証拠となります。
現在、このオーストラリア雇用統計の数値は、数ヶ月連続で改善していて、
景気の順調な回復を示しています♪
FXにおいて、このオーストラリア雇用統計が重要なのは、
その内容がオーストラリア準備銀行の金融政策に大きな影響を与えるからです!!
雇用統計の内容が良ければ、景気は上向きであり、金融緩和の必要はなくなります。
もし、オーストラリア準備銀行が景気はじゅうぶんに回復したと判断した場合、
次はインフレを抑制するために政策金利を引き上げるでしょう。
政策金利が引き上げられた場合、豪ドル高につながるため、豪ドル円は上昇することになります。
また、日豪の金利差が拡大するため、スワップも大きくなります。
このようにオーストラリアの政策金利は豪ドル円に多大な影響を与えますが、
この政策決定にもっとも寄与するのがオーストラリア雇用統計の数字です。
今回のように豪ドル円を取引するならば、
オーストラリア雇用統計の日時と事前予想はきちんと把握しておく必要がありますよ(^^)/
■■■■脚注■■■■
(注3)ウィリアムズアリゲーター指標 (Williams Alligator)(SAXO BANK)