FXをやっているなかで、
日課となるのはどういったことになるのか。毎日やることになることとして、いつものことです。
とりわけ月曜日の朝から土曜日の朝までは、ほぼやっていることは同じようなことです。
おそらくはその日のその時間の
レートを確認して、利幅が増しているか、減っているかを確認しているはずです。このレートは1日に数回、多ければ数十回にもおよびます。
スタンスがデイトレなら、百回以上にもなり、パソコンやスマホの前でじっと見張りしていることになり、タイミングを見計らって売買するためにも、値動きをじっと観測しているほうがわかりやすいことがあります。
仮に何かしていて、デイトレ並みに情報が得られないとしたら、少ない情報で勝負せざるをえませんが、あてずっぽうで買う、これでまた勝率を下げてしまうのですが、何かしていたらそうするほかありません。
たとえば会社が終わってからの時間に買う、それがタイミングのピークを逃すとするなら、デイトレにその日の情報量の軍配が上がります。
1日のうちに何度も何度も確認するのがわずらわしくなっているならば、おすすめは
スイングトレードです。
スイングトレードは日単位ではなく、週単位で取引するもので、比較的スパンを長くとっています。
そうすることで、デイトレがつかみやすい売買タイミングによらず、少し長い目でみた投資へ変化させることができ、日々の残高や利ざやの確認をする手間が省けるという点でおすすめです。
取引市場は土曜日と日曜日は休みだから、トレーダーにとっては少しペースが乱れてしまいやすい部分です。
集中してトレードをしているなら、できれば土曜日も日曜日も市場がオープンにやっていればなと、休憩のいらないファンなら思うでしょう。
でも、休むときは休むほかないのが現状です。そのときに、もしかすると海外FXの利用で休憩をなくす工夫が成り立つかもしれません。
デイトレはただ値動きだけを注視しているのではなく、少しこなれたら要人発言や指標発表のときを
スケジューリングしていることでしょう。
その日時がきたら値動きすることが明らかに多いのであって、状況によっては建玉を減らす、建玉を増やすというトレードのタイミングです。
日々のトレードしやすくするためにも、取引の相談をやっているプロの話を聞いてみるとか、チャートを分析する方法を知るとか、対応している指値のバリエーションを身につけるという工夫も勝率アップにつながることでしょう。
こうして、FXで取引をするようになると、自然に日課のようなルーチンが出来上がってきます。
誰しもレートやポジションの確認は行うでしょうし、
市況ニュースをチェックして、情報を取りに行くという方もおられるでしょう。
こうした行動パターンは自然と形成されていくものですが、
ここに意識的に新たな日課を加えることで、トレーダーとしてさらに進化していくことが可能になります。
わずかな時間でも日課として積み重ねることで、半年後、1年後には大きな差が生まれることになるのです。
日々の日課として意識的に取り入れたいのが、
新たな手法を模索することです。
誰しもメインとなるトレードルールやストラテジーはお持ちでしょうが、
トレードを長く続けていると、効果的な手法のみでトレードするようになりがちです。
もちろん、成績の良い手法を選択することは当然なのですが、
いつかその手法が通用しなくなったとき、途方に暮れることになりかねません。
残念ながら、
FXには永遠に通用する必勝法などはなく、時間の経過によって有効な手法が変化していきます。
よって、常に新たな手法の模索を、毎日時間を割いてでも行っていくべきなのです。
新たな手法を模索する方法は様々です。
まだよく知らないインジケーターの使い方を勉強してみるのも良いですし、
新たなファンダメンタルズ分析に手を出すのも良いでしょう。
そこから新たな発想を得られるケースは多々あります。
また、他のトレーダーの手法を真似てみたり、アナリストの相場予測をもとに、
その人物がどのような分析法を用いてその予測を立てているかを研究してみるのも役立ちます。
プロの分析家は、使用しているツールを公開していることもありますが、
企業秘密のように自分の分析法を公開していないことも多いです。
そこで、自分の基本的なファンダメンタルズ、テクニカルの知識を動員しつつ、
彼らが行っている予測方法を推理してみるのです。
これはたいへん勉強になる方法です。このようにして新規の手法を編み出せるようになると、投資金額を増やしたいときにとても役立ちます。
多くの人は、現行のメイン手法に投じる金額を倍増してしまうため、そのメインの手法が通用しなくなった途端に大きな損失を抱えやすのですが、異なる複数の手法に別々に資金を投じることで、環境の変化によって手法が通用しなくなるリスクを分散し、軽減できます。
たとえ短時間でも新たな手法を開拓する作業を日課として行うことで、あなたの取引手法は、環境の変化にも耐えうる、より強固なものになっていくでしょう。