最近はタブレット(多機能携帯端末)で朝昼晩と為替レートをチェックして、相場が円高に振れると外貨を買い、円安になれば売る取引を繰り返す投資家が沢山います。今年に入って総じて運用結果は良いようです。
最近はFX(外国為替証拠金)取引の情報も多く、セミナーへ出て知識を仕入れたり、新聞雑誌などで勉強して自分自身の相場観を持つには事欠きません。概ね、簡単で分かりきったことですが、為替相場が上がれば利益確定の売りをこなし、下がれば押し目買いをする方法が一番実績に繋がっています。
パソコン一台あれば気軽に取引できるのがFXの魅力です。アベノミクス効果もあり、かってミセス・ワタナベと呼ばれるFX投資家が復活しています。FX投資家の平均像は、「大都市に住む働き盛りの30~40代の男女」。仕事を持っている年代ですから、帰宅し家事などが一段落してから取引する姿が浮かびあがります。
彼らは50万円までの証拠金を目いっぱいのレバレッジをかけて取引しています。最大25倍までのレバレッジ(証拠金の倍率)をかけることが出来るのがFXの特徴です。上級者になるとこれを秒単位、分単位の高速で回転させます。
今日の外為市場の主役はミセス・ワタナベと言っても過言ではありません。取引規模は株式の1.5倍、FX全体の預かり証拠金は1兆円の大台を超えています。投資家層はますます広がっています。ミセス・ワタナベの年齢層も上の方に広がっているようです。
今でこそ大衆化してきたFX取引ですが、1998年の生まれた当時は悪質な営業や証拠金の未返還などが横行して大きな社会問題となったのは記憶に新しい所です。その後FX業者も個人投資家も様々なハードルを越えて洗練されました。今後もより安心なFX取引として市場に根を張っていくものと考えられけます。